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車検の検査項目は何?検査に通らなかったらどうするの?

車検にはどのような検査項目があるのでしょうか。車検の検査項目と、車検に通らなかった場合はどうなるのかについて調べてみました。

車検の検査項目は、大きく分けて8つ!

車の状態が国の定める基準を満たしているかチェックする「車検」。車検には、大きく分けて8つの検査項目があるそうです。それぞれの検査項目についてみていきましょう。

■検査項目(1)同一性の確認
最初の検査項目は「同一性の確認」です。これは、車検証に書かれている情報と検査する車が同一であるかをチェックするというもの。私たちが普段、何か契約などをするときは、運転免許証などを用いて「本人確認」を行いますが、「同一性の確認」は、これの車版といったところでしょうか。

車はそれぞれ「車台番号」をもっており、その番号がエンジンに打刻されているといいます。「同一性の確認」では、車検証に書かれた車台番号がエンジンに打刻されたものと同一であることを確認するとともに、エンジンに不正な改造がないかも検査します。

■検査項目(2)外回り
次の検査項目は、外回りです。ヘッドライトやテールランプ、ウインカー、ハザードランプなどのランプ類や、ワイパーやクラクションの作動状態について確認を行います。また、タイヤのホイールを固定しているナットをハンマーで叩いて、ゆるみがないかチェックします。

■検査項目(3)サイドスリップ
サイドスリップ検査とは、ハンドルを正位置にしたとき、車がきちんとまっすぐ進むかどうかを確認するというものです。普通、ハンドルを切らないと車は直進するはずですが、改造や事故などにより左右にズレが生じることがあるのだそうです。この検査では、ハンドル操作をせずに車をゆっくりと1メートル進ませ、左右にズレがないかチェックします。

■検査項目(4)ブレーキ
ブレーキ検査では、ブレーキとサイドブレーキの効き具合をチェックします。ブレーキは、車の安全性に直結する大切なパーツの一つ。ブレーキが上手く効かなくなると、車をきちんと停止させられず、大きな事故につながってしまうこともあります。私の知人に「運転中にブレーキが効かなくなって、サイドブレーキを使用しながら縁石にぶつけることでようやく車を止められた」という人もいます。そんな恐ろしいことにならないように、車検ではブレーキの状態をしっかりと確認しておきたいですね。

■検査項目(5)スピードメーター
車のスピードメーターも、車検での検査項目の一つ。車を加速させてみて、実際の速度とスピードメーターの数値に誤差がないかチェックします。なお、スピードメーターの誤差が10km/hを超えると、車検が不合格になるようです。

■検査項目(6)ヘッドライト
暗い夜道を安全に走行するために必要なヘッドライト。ここでは、ヘッドライトの明るさや照らす向きを確認します。ヘッドライトは、ただ点灯すればよいというものではありません。いくら点灯していても、ヘッドライトのカバーが黄ばんだり曇ったりしていると、明るさが足りず車検に通らなくなるので注意が必要です。

■検査項目(7)排出ガス
車検の検査項目には、排出ガス検査もあります。車から排出されるガスの中には、一酸化炭素や炭化水素など、環境汚染や公害の原因となる有害なものも含まれています。排出ガス検査では、これらの有害なガスの排出濃度が基準値以内であるかをチェックしています。

■検査項目(8)下回り
下回り検査では、車体の下から検査を行います。ここでは、オイルの漏れやボルトのゆるみがないかを確認します。

検査に通らなかったらどうすればよい?

■基準を満たしてない部分を整備して再検査
車検は、車が国の定める基準を満たしているかをチェックするために行うもの。基準を満たしていない検査項目が一つでもある車は、車検に通りません。もし、車検に通らなかった場合は、すぐに必要な整備を行い、再検査を行いましょう。ちなみに、15日以内に再検査を受ければ、検査項目は不備があった箇所のみでOKとのことです。15日を超える場合は、またすべての検査項目をやり直さなければならないので気をつけてください。

■業者に車検を依頼すれば安心
車検には多くの検査項目があるので、「車検に通らなかったらどうしよう…」と不安になった方もいるかもしれません。でもご安心ください。ディーラーやガソリンスタンドなど、業者に車検を任せれば、必要な整備をきちんと行った上で車検を行うので、車検に通らないなんてことはまずありません。それに、業者に車検を依頼すれば、車検の必要書類の作成や自動車重量税の支払いなど、面倒な手続きもすべて任せることができるので楽チンですよ。

まとめ

車検には大きく8つの検査項目があります。そのうち一つでも基準を満たさない項目があると、整備を行い、再検査を受けなくてはなりません。厳しい基準が設けられている車検ですが、業者に依頼すれば「車検に通らない」なんてことはないのでご安心ください。