「故障かも」と思った時に! 車のエアコンが効かない場合にやるべきこと
カーエアコンが効かないと感じた時に、自分で不具合を簡単にチェックする方法があります。
もし、その時に不具合があった場合、ディーラーや修理工場に持ち込まずに自分で対処が可能です。
ここでは、カーエアコンが効かなくなった時の対処方法をお伝えしています。
車のエアコンが故障しているか確かめる方法
「カーエアコンから空気が送風されない」あるいは、「冷房に設定しているのに冷風が出てこない」などの異常に気がついた時に、故障であるかを確かめる方法をご紹介します。
前述したような異常を感じたら、まずは「フィルターの掃除」を行なうか「フィルターの交換」を行なってみましょう。
フィルターの掃除または交換後、カーエアコンの効き目を確認して通常通り動作していれば、フィルターの目詰まりが原因だったことがわかります。
次いで、エアコンとしての機能が正常であるかを確認する場合、エアコンを最も低い温度に設定します。
外気切り替えレバー、あるいはスイッチを「外気」を取り組むようにセットします。
風量を最大にし、そのまましばらく走行してみましょう。
正常な状態であるならば、車室内はしっかりと冷えるはずです。
しばらく走行しても、車室内が「冷えを感じない」などの状態でエアコンが効かない場合は、故障の可能性が高くなります。
また、故障を感じた時には、エアコンベルトに問題があるケースもあります。
エアコンのスイッチをオンにしてから、エンジンをかけます。
この時に、異音がする場合はベルト交換が必要な時期です。
エアコン修理の金額目安は?
修理内容により違いはありますが、診断料は別途1.2〜1.5万円が必要になります。
一般的な修理費用は、0.5〜8万円以上となります。
エアコンガスの量が適切でない時も、エアコンが正常に起動しないことがあります。
エアコンガスの漏れ・詰まり・補充の場合、0.5〜3万円。
コンプレッサーの修理は、3.5〜5万円。
電気系・システム系の故障は4〜6万円が相場となっています。
コンプレッサー自体が故障し、交換が必要なケースもあります。
その場合、軽自動車タイプであれば5万円〜。
普通車セダンクラスタイプであれば、6万円〜。
ミニバンタイプであれば、8万円〜が一般的です。
自分で判断できる故障原因は?
カーエアコンが効かない際に、どのような不具合があるかを特定することで、自分で故障原因を特定することができます。
カーエアコンが効かない時の主な原因は、「コンプレッサーの不具合」「エアコンガス漏れ・詰まり・不適量」「温度調節不良」の3つです。
前述したとおり、フィルターの目詰まりも考えられます。
異常を感じた時でも「エアコンフィルターの交換」「エアコンガスの充填」「バッテリー交換」については、自分でメンテナンスを行なうことができます。
このような対応をしても、エアコンから風が出てこなかったり、冷風が出てこなかったりする場合は実績のある専門業者による修理が必要となります。
カーディーラーや、町の自動車修理工場などに点検を依頼しましょう。
まとめ
上述したようなカーエアコンのトラブルは、前兆なく突然発生することがあります。
フィルターの掃除・交換、エアコンガスの補充、バッテリー交換などをしても、状況が改善しない場合は、故障の可能性が高いため専門家による修理が必要となります。
気温が高くなる季節にカーエアコンが正常に機能しない場合は、熱中症や脱水症状等の危険性が高まり危険です。早めに、対応が必要となります。